静岡県内企業の海外展開支援｜SIBA（シーバ） 公益社団法人 静岡県国際経済振興会

　本県を訪問する外国人が増加する中、多様な食文化（食習慣）への対応が求められています。そこで、ユダヤ教徒を中心に、健康に関心のある人々にも広く受け入れられている、ユダヤ教の食事戒律「コーシャ」について理解を深め、外国人観光客等の食事環境の設備について考える研究会を開催します。

　第１回の企画として、ユダヤ教食文化の背景や実際について学びます。多数の皆様の御参加をお待ちしております。

プログラム

１　ユダヤ教食文化の背景（仮題）

愛知教育大学教授、日本イスラエル親善協会理事　黒川知文氏

２　日本イスラエル親善協会の活動について（仮題）

日本イスラエル親善協会理事　山田一男氏

３　コーシャ研究会の今後の活動について

研究会の活動について

第１回開催後、希望者を対象に①コーシャ対応食試食、②コーシャ調理実習等についても企画しております。今後については、第１回研究会で説明いたします。

コーシャについて

　「コーシャ」（コシェル、カシュルート）とは、旧約聖書に起源を持つ、ユダヤ教徒の食事規定です。豚、エビ、イカ等を食べることが禁じられている他、肉と乳、肉と魚の同時摂取の禁止等の規則があります。

　コーシャに対応した食事は、国際会議や国際線の機内食等で広く提供されており、外国人のおもてなしには、非常に重要です。

　またコーシャ認証を受けた加工食品は、安心して食べられる食品として、ユダヤ教徒以外にも人気があり、特に米国へ加工食品の輸出する企業の中には、コーシャ認証を取得する事例が増えています。

講師紹介

黒川　知文氏

　愛知教育大学教授。文学博士（東京大学）。東京外国語大学講師。慶應義塾大学講師。日本イスラエル親善協会理事。歴史学者。牧師。

　東京外国語大学ロシア語学科、同大学大学院修士課程を経た後、イスラエル・ヘブライ大学に留学され、1983年一橋大学大学院博士課程修了、イェール大学大学院博士課程を経て、1995年東京大学大学院博士課程宗教学宗教史学専攻修了。

　ユダヤ史の他、ロシア正教史、日本キリスト教史も専門にしており、ユダヤ教について多角的な研究をされています。『ユダヤ人迫害史』（教文館）をはじめとして多数の著書があり、ユダヤ教に関する講演も多数されています。

（公社）日本イスラエル親善協会

　公益社団法人日本イスラエル親善協会は、1966年に創設され、日本におけるイスラエル理解の促進と、両国の友好・親善を推進する活動を行っています。講演会、ヘブライ語講座、料理教室、文化体験、イスラエルへの使節団派遣等、事業内容は多岐にわたっています。

　本県で開催する「コーシャ研究会」は同協会の御協力を頂いております。

※更に詳しくは→https://www.japan-israel-friendship.or.jp/

申込方法

申込書（添付ファイル）をFAXまたはE-Mailにて送付

コーシャ研究会参加者募集・申込書

• 第１回「コーシャ研究会」の参加者募集（PDF：約265KB）